今回はアニメ『千歳くんはラムネ瓶のなか』は前半の穏やかさと後半の不穏展開のギャップがエグい回でしたね
第7話は、前半と後半で空気がガラッと変わる、非常に濃い構成で、日常の甘酸っぱさと、不穏な影が一気に交錯する、まさに「チラムネ」らしい回だったと思います。
些細な会話から見える、千歳とヒロインたちの距離感の変化
出典:『千歳くんはラムネ瓶のなか』7話
まずは序盤。
千歳は探りを入れるためでしょうか、珍しくアトムと長く会話します。しかし、ここで大きな手がかりが出るわけではなく、むしろ隠す様子のない亜十夢の態度は今回の件に何も関係ないのでは?と感じられるものでした。
そして亜十夢が帰った直後、陽が登場。
千歳に足のマッサージをさせる陽でしたが、急に
「無くなったのが、私のバッシュだったら探してくれた?」
という、らしくない弱さを見せるような言葉を投げかけます。
千歳は冗談めかして返しますが、「探すよ」とは言わない。
些細な会話ではありますが、陽と悠月の扱いに差が出始めているのが感じ取れました。
さらに千歳は、
「陽の足はマッサージできるけど、悠月のはエロ過ぎて無理」
と笑いながらも、内心の変化を隠せていない様子。
こういう小さな積み重ねでキャラ同士の距離感が見えるの、チラムネですね。
8番らーめんのシーン:三人の空気が最高
出典:『千歳くんはラムネ瓶のなか』7話
続いて、千歳・悠月・陽の3人で8番らーめんへ。
ここでバッシュ隠しについて「内部協力者がいる」という推測が出ますが、シリアスに進むかと思いきや──
- 千歳と陽がラーメン交換でイチャイチャ
- 千歳と悠月のデートの話
- 食後は悠月vs陽のホッケー勝負(デートを賭けた本気の戦い)
と、一気に和やかな雰囲気に。
嫉妬しているのに平静を装う悠月の表情、
デートを賭けて全力で挑む悠月の表情、
どちらも本当に魅力的でした。
ほとんどストーカーの話が進まないのに、キャラの関係性に夢中になれる時間が心地よかったですね。
夏祭りで一気に甘さMAX
出典:『千歳くんはラムネ瓶のなか』7話
後半は夏祭りパート。
浴衣姿の悠月と千歳の空気がとにかく甘い。
- 浴衣の悠月に見惚れる千歳
- 手を繋ぐ
- 金魚すくいで笑い合う
- 金魚に名前を付けて盛り上がる
- 千歳の箸を欲しがる悠月
あの人目を気にする悠月がここまで…?というほど、悠月の好意が完全に表に出てきているのが印象的でした。
そして千歳の方も、悠月への見方が明らかに変わり始めています。
距離感が一気に縮む、最高の夏祭りシーンでした。
しかし、空気は一転──
出典:『千歳くんはラムネ瓶のなか』7話
突然「ニワトリ頭」の連中が登場し、朔に絡む不穏展開へ。
過去に関わりのある先輩まで現れ、朔は反撃しようとするも、
「今じゃない、こうじゃない」と自分に言い聞かせ、助けを求める。
ヤン校の生徒が去った後、
ついさっきまで笑っていた悠月の笑顔は完全に消えてしまう──。
こうして7話は嫌な予感を残したまま終わります。
まとめ
第7話は、前半の穏やかな空気から一転、最後に大きな波が押し寄せてくる回でした。
特に夏祭りのシーンは、青春の尊さとキャラの心情の変化が丁寧に描かれた名シーンでしたね。
その分、最後の不穏展開がより刺さる。
ストーリーがいよいよ核心へ入っていく予感を強く感じさせてくれました。
次回はどんな展開になるのでしょうか。楽しみですね!






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