『永久のユウグレ』第0話感想|約束と崩壊から始まる物語

アニメ・マンガ考察

秋アニメ一番手として放送された「永久のユウグレ」。
P.A.WORKSの完全オリジナルで、放送前から注目を集めていました。
第0話を見た正直な印象をまとめていきます。

始まりは涙と約束から

出典:『永久のユウグレ』0話

2029年、事故で両親を失った少年アキラ。
泣きじゃくる彼に「私が一緒にいる」と抱きしめる少女トワサ。そこからアキラはトワサとの生活が始まります。

時代は進み2038年。天才研究者となアキラはサを支えるため、立派に成長したアキラ。
「弟じゃいられない」というアキラの言葉には、彼の成長と、トワサへの複雑な想いがにじんでいました。

積み重ねた十年と揺らぐ日常

出典:『永久のユウグレ』0話

国家間でAI研究差し止めの声が上がり、トワサは精神的に追い詰められていきます。
アキラはお菓子を差し入れたり、動物園に誘ったりと、ささやかな支えになろうとする姿が印象的でした。

動物園やサウナでの何気ない時間、アキラからのロボットの贈り物、そしてトワサからの記念品。
「もう10年になるんだ」という節目に、二人は特別な時間を共有します。
そして思わず口にしてしまったアキラの「結婚してほしい」の一言で二人の関係は明るい未来に向けて大きく動いたかと思いました。


崩れ落ちる世界と0話の衝撃

出典:『永久のユウグレ』0話

甘酸っぱいやり取りの後、男の襲撃により二人は銃撃を受けます。
次にアキラが目を覚ましたとき、彼は裸のまま荒廃した街に立っていました。銃撃を受けたアキラはなぜ生きているのか。アキラが生きているということはトワサも生きているのか。訳の分からない状態ですね。

0話は「家族のような絆」「AIと人間の関係性」「告白」といった濃厚な展開を見せたあとに、いきなりの終末風景となりました。
この落差こそが“第0話”の肝だったのかもしれません。


まとめ

初回から強烈な印象を残す展開でしたね。

ラストの荒廃した街は、0話というよりもすでにクライマックスを見せられた感覚でした。現代の我々にも身近になってきたAI、アンドロイドを題材にした作品かと思いきや、異世界ものを観ている感覚にもなる不思議な作品でした。
これからどう物語が展開するのか、今後も期待です!

本作はプライムビデオでも視聴ができるので、ぜひチェックしてみてください!!


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