■千歳朔という男──完璧すぎるリア充主人公
出典:『千歳くんはラムネ瓶のなか』1話
最近のアニメでは、「ぼっち主人公」や「オタク寄りの男子」が物語の中心になることが多い中、あえて真逆の方向へ振り切っているのが『千歳くんはラムネ瓶のなか』だ。
主人公・千歳朔(ちとせ さく)は、勉強・運動・ルックス、ノリもよく、場を盛り上げられるコミュ力お化けで、いざという時の行動力も抜群!すべてを備えた学園の人気者。
いわば“スクールカースト上位の王”。
そりゃモテるわって感じですよね笑
彼を中心に、誰もが憧れる青春の光景が描かれる…のだが、その輝きが強すぎるからこそ、周囲の嫉妬や陰口もあり、どこか“影”を感じてしまうのもまた事実。タイトルにある「おぼろ月」のような陰りがあるように感じました。
■ヒロイン紹介
柊 夕湖(ひいらぎ ゆうこ)
出典:『千歳くんはラムネ瓶のなか』1話
姫オーラを放つリア充系美少女で、朔の“正妻ポジション”。テニス部所属。
明るく誰にでも優しいその性格から男女問わず人気を集め、学年でもトップクラスの可愛さを誇ります。
「むっかちーん」など独特の口癖も魅力のひとつ。
内田 優空(うちだ ゆあ)
出典:『千歳くんはラムネ瓶のなか』1話
リア充チームのツッコミ役としてバランスを取るしっかり者。
家事全般が得意で料理の腕前はプロ級。
彼女の穏やかな優しさは、朔や夕湖からも深く信頼されています。
青海 陽(あおみ はる)
出典:『千歳くんはラムネ瓶のなか』1話
女子バスケット部の部長で、陽気なスポーツ少女。
小柄な体格ながら運動神経抜群、そして驚くほどの大食漢。
七瀬 悠月(ななせ ゆづき)
出典:『千歳くんはラムネ瓶のなか』1話
女優のような万能型リア充で、バスケ部に所属。
外見の可愛さ・美しさは学年トップクラスで、夕湖と人気を二分します。
自分がどう見られているかを常に理解しているクールタイプ。
西野 明日風(にしの あすか)
出典:『千歳くんはラムネ瓶のなか』1話
本好きの先輩で、朔が通学路にしている河川敷でよく読書をしている。
中性的な美しさを持ち、他のヒロインたちをも圧倒する存在感。
普段は穏やかで自然体ですが、朔との会話では詩のような言葉を残す不思議な人物。
■君を救いに来たんだ
出典:『千歳くんはラムネ瓶のなか』1話
第1話の核心となるのは、クラスメイト・山崎健太の存在。
彼は学校へ来なくなってしまった「引きこもり」の生徒。
担任に頼まれ、千歳が彼を登校させるために奮闘するというのが今回のメインエピソードだ。
しかし、そのアプローチの仕方がなかなか強烈。
ラストで千歳が家に突入するシーンでは、「え、これ大丈夫か!?」と一瞬ヒヤッとするほど。
もちろん母親の了承を得ていたようだが、それでも他人の殻の破るために窓ガラスを割ってしまいます。
しかし、それが千歳朔という男、本作の主人公である。
■まとめ
「千歳くんはラムネ瓶のなか」第1話は、いわゆる「陽キャの青春」を正面から描いた異色の1話だった。
だがその実、輝きの中にある孤独や憂鬱を静かに描こうとしている。
キャラも作画もセリフも、すべてが洗練されている。
だがその美しさが、どこか儚く感じる。
この作品は、眩しさを描くと同時に、眩しさに疲れる心をも描くのかもしれない。
次回以降も、千歳たちの「リア充すぎる日常」の中に、どんな人間ドラマが潜んでいるのか注目したいですね!
またラノベ・漫画の方も、ぜひチェックしてみてください!










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