人間とアンドロイドの“愛”という難題
出典:『永久のユウグレ』4話
第4話「石灰と誠実のゲーム」は、最後以外はあまり大きく動く展開ではない回でした。
けれど、カルクラムとフィーデス、姉弟でありながら言葉にできない想いを抱える二人の姿は、
かつてのアキラとトワサとは違うようでいて、どこか似た温度を感じさせるものでした。
“愛”とは制度なのか、それとも感情なのか。第4話はその問いを静かに突きつけてきます。
一途な者たちのすれ違い
出典:『永久のユウグレ』4話
ユウグレがカルクラムと結託した理由は、アキラを振り向かせるため。
彼女の中にはすでに“アキラ一筋”の想いが根付いている。
しかし、アキラもまたトワサへの想いを手放せない。
互いに「一途」であるがゆえに、決して交わらない──皮肉なほど誠実な関係です。
一方でカルクラムとフィーデスの立場はさらに複雑。
彼らは「ファミリー」という多人数の絆を重んじる世界で生きており、
姉弟で本当の愛を選ぶ自由を持たない。
その結果、好きでもない相手とエルシーするという歪な現実を受け入れるしかない。
ダブルデートという出来事も、まるで愛を試すためのゲームのようで、
誰が誰を本当に見ているのか分からなくなっていくのが切なかったです。
アキラの“守る愛”
出典:『永久のユウグレ』4話
そして終盤、アキラがユウグレをかばって銃撃されるシーン。それは過去にトワサを守ろうとしたときを思い出させます。次回、アキラは無事なのかという話も気になりますが、アキラはアンドロイドのユウグレを何故助けたのでしょうか。
人間とアンドロイドでは動きも体の丈夫さも違います。しかし、トワサの時同様に助けました。愛とは何か。この瞬間、アキラの行動がその問いへの一つの答えを示したように思います。
背中を撃たれたアキラは無事なのでしょうか。次回も見逃せません!




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