千歳くんはラムネ瓶のなか 第3話感想|健太に立ちふさがる障害と、悠月の本心

アニメ・マンガ考察

健太の努力

出典:『千歳君はラムネ瓶のなか』3話

わずか一週間で2kgの減量に成功した健太。
外見だけでなく、表情にも少し自信が見え始めています。
そんな健太は朔、夕湖に連れられてエルパ(本作ではおなじみ福井の商業施設)に行きます。朔たちは健太に服を選んであげたり、写真を撮ったりと、彼の“変わりたい”気持ちを後押しします。健太自身もこれで引きこもりから完全に脱出と思いましたが。。。。。

立ちふさがる障害

出典:『千歳君はラムネ瓶のなか』3話

健太は復帰してまだ間もない。それはいつ彼がまた殻に閉じこもってしまうかわからない状態であることを意味します。そんな彼のまわりにいきなり不穏な空気が流れます。

上村 亜十夢(うえむら あとむ)、朔たちと同じクラスメイトの男子で、目つきはお世辞にも良いとは言えません。そんな彼はよく一緒にいる綾瀬 なずな(あやせ なずな)と健太に詰め寄ります。優空が場を落ち着かせようとしますが、地味だと言い放ち黙らせます。

もちろん、これにヒーローが黙ってるはずがありません。朔がそこに介入し、一時休戦となりました。どうやら健太が嫌いと言うよりは朔に対しての感情がこのような形で現れたのだと思います。それは恨み、妬みの類だけのようにも見えますが、健太に「千歳にくだらねえ手間かけさせんじゃねえぞ」の発言からは朔に何か別の感情を抱いているように見えました。

“引き立て役”の思い

出典:『千歳君はラムネ瓶のなか』3話

体育でサッカーの時間、亜十夢は自分たちのグループと一緒に朔に対して罰ゲームをかけた勝負を提案してきます。朔はそれに応じて、健太も全力で挑むものの、結果は転倒して笑われるという苦いものに。
その後、一度だけ朔がかっこつけて1点取りましたが、朔のチームは負けて罰ゲームを食らいました。ただ勝負を引き受けた当の本人は楽しくサッカーができたと思ったのか、罰ゲームにも嫌な顔一つしませんでしたがね笑

試合後、健太は「結局、俺は引き立て役だった」と怒りを露にします。
でもその言葉を聞いた朔は、「俺がしたことはいじめだった」と素直に謝罪。
その瞬間、健太はいろんな感情がごちゃ混ぜになったのかその場から走って逃げてしまいます。

ですが、そんな彼を追うわけでもなく優しい目で応援します。

悠月に迫る黒い影

出典:『千歳君はラムネ瓶のなか』3話

健太の問題に集中している朔ですが、また別の方向から大きな問題が発生している動きがありました。

夜に悠月から電話がありました。ブラの話で茶化す朔のノリに即興で応える悠月。似た者同士の彼らの会話は冗談と真面目が入り混じっており、完全に彼らだけの世界です。一見、お互いが冗談を言い合ってるだけのようにも見えますが、朔が「美少女からのお願いは何でも聞く」というと、悠月は「じゃあ、私の恋人になってみませんか」と返すこのやりとり、電話を切った後の悠月の表情。どうもこれが本題であると言わんばかりな感じですよね。

まとめ

第3話は、健太の成長物語でありながら、悠月に迫りくる問題が見え隠れする回でもありました。
誰かを変えようとするのではなく、信じて見守る。
その姿勢が、今後の物語にも深く関わっていきそうです。

次回、彼らがどんな関係を築いていくのか――ますます楽しみですね。

またラノベ・漫画の方も、ぜひチェックしてみてください!

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