西と山田
まずは西と山田の関係から。
今回印象的だったのは、西の中で少しずつ不安が膨らんでいく描写でした。
なかなか会えなかったり、山田が他の女子と話している姿を見てしまったり。
「自分に対する態度は、本当に特別なのか?」
そうやって考えてしまう感情は、とてもリアルです。
恋愛において、確信が持てない時間ほど苦しいものはないですよね。
それでも、「あとで二人で遊びに行かないか」
そう言われたとき、西は迷わず「はい」と答える。
この瞬間がとても良かったです。
理屈じゃない。
気づいたら、気持ちが先に動いていた。
山田の気持ちは、最後まで明確には分からないままです。
それでも西さんは、自分の好きに気づいてしまった。
つまり今回のポイントは、
相手の気持ちではなく、自分の気持ちをごまかせなくなったこと。
ここに、この回のテーマが詰まっていたと思います。
東と平
次に東と平。
この二人は相変わらず、仲がいいのか悪いのか分からない距離感。
でも確実に、以前よりも距離が縮まっているのが伝わってきます。
そのきっかけが、コーラというのも面白いですよね。
乗り物酔いした谷くんのために買ったコーラ。
でも当の谷くんは鈴木さんといい雰囲気で、平くんとしては「心配して損した」状態。
そんなちょっとした不運と、その一部始終を見て笑う東さん。
このやり取りの中で、
「思ったより同級生っぽい」という感覚が生まれる。
今までどこか距離のあった相手が、急に同じ目線の存在に変わる瞬間。東さんってすぐに距離を置く感じだから、東さんも少しづつ変わってきたのかなと感じます
谷と鈴木
そして最後に、谷くんと鈴木さん。
今回一番印象に残った人も多いはずです。
やっぱりあのシーン。
名前を呼びかけて、少し間があってから言い切る瞬間。
あの間には、これまでの時間や感情が全部詰まっていました。
ずっとうまく言えなかった呼び方を、やっと言えた。
それだけで、二人の関係が一歩進んだのが伝わってきます。
さらに、その後の一言。
「少し遠回りしていこう」
直接「一緒にいたい」とは言わない。
でも、その意味はしっかり伝わってくる。
この不器用で優しい伝え方が、谷くんらしくてとても良かったです。個人的にも、かなり心に残るシーンでした。

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