ヒエラルキー意識
引用:『正反対な君と僕』3話
第3話は、鈴木さんと谷くんが付き合っていることを知り、平くんが大きく動揺するところから始まります。
「この二人が?」と驚く気持ちは視聴者側にも理解できますが、平くんが他のクラスメイトと決定的に違うのは、彼が人間関係をヒエラルキーで捉えているタイプだという点です。
この描写については、ネットでも「リアルで分かる」という共感の声も見られました。正直なところ、程度の差はあれど、多くの人が一度は抱いたことのある感情だと思います。
ただ、平くんの場合は少し拗らせていて、「みんなも同じようにヒエラルキーで人付き合いを選んでいる」と思い込んでいる節があります。その卑屈さが鈴木さんに対して思わず「なんで谷なの?」と、続けて「俺にしとけばいいのに」と言い出しそうな聞き方をさせてしまうんですよね。
まあ一方の鈴木さんも鈴木さんで、「自分がブレない人がカッコよく見える」と語り出し、さらっと惚気モードに入ります。見ている側からすると、どっちもどっちという感じですね。
不器用な平くん
引用:『正反対な君と僕』3話
ただし、ここで強調しておきたいのは、平くんは決して悪い人物ではないということです。
鈴木さんが陰で谷くんを褒めていたことを、わざわざ本人に伝えに行く。その行動だけを見ると、かなり律儀で誠実な人間だと分かります。
実際、ネット上でも「憎めないキャラ」「本当は周りをよく見ているタイプ」といった反応が多く、平くんは嫌なやつというよりも、不器用で損をしやすい人なのだと感じました。
谷くんが悩む「言葉の伝え方」
引用:『正反対な君と僕』3話
第3話の後半は、谷くんが「言葉の伝え方」「伝わり方」について悩むエピソードが描かれます。
こういった繊細な問題は、どちらかといえば鈴木さんが考えそうなテーマですが、今回は珍しく谷くんが混乱します。
「鈴木さんの言うカッコいいと可愛いって何なんだろう?」 「自分の言葉は、ちゃんと意図通りに伝わっているんだろうか?」
そんなことを考えながら悩む谷くんの姿は、普段の印象とは少し違い、新鮮に映りました。
そして悩んだ末、谷くんが選んだ行動が頬に触れて可愛い発言。
正直、破壊力が高すぎます。
カッコいい人になろうと背伸びするのではなく、正しく気持ちを伝えたいという思いから出た行動だからこそ、余計に刺さるシーンでした。
こうした行動を意図せず自然にやってしまうところが、谷くんの最大の魅力なのだと思います。ただ、あまりにも甘すぎるので、鈴木さんの心臓がもたないのでは……と少し心配にもなりますね。
まとめ
今回の第3話は、見ている側がつい自分を重ねてしまう回だったと思います。
誰かが明確に悪いことを言ったわけでもないし、間違った行動をしているわけでもない。
ただ、言葉や価値観がうまく噛み合わないだけ。
言葉だけで相手に気持ちを正確に伝えるのは、本当に難しい。
それでも、伝えたい気持ちが少しずつでも相手に届いていけばいいなと、そんなことを考えさせられる一話でしたね。





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