目覚めるアキラと未来の世界
出典:『永久のユウグレ』1話
物語は、コールドスリープから目覚めたアキラが新しい時代に放り込まれるところから始まりました。
彼を最初に発見したのはイディという少女とその父親。二人が暮らすのは「ハコダテ村」で、歴史的建造物・五稜郭の側にある集落として描かれています。
興味深かったのは、アキラが最初は言葉を理解できなかったのに、すぐに翻訳が自然に行われていった点。これは前回登場した“人とAIを一体化するLCProject”が関わっている可能性が高そうで、アキラ自身の身体に何らかの改造が施されているのでは?と感じさせました。
変わりゆく文化と「OWEL」という組織
出典:『永久のユウグレ』1話
村人たちからは「全知様」として祀られ、好待遇を受けるアキラ。しかし文化は彼の知っているものと大きく異なっていました。
結婚制度は「エルシー(LC)」という形で、男女・人数を問わずパートナー契約を結ぶシステムへと変化。名前がAI統合計画の「LC」と重なるあたりも興味深いですね。
さらに世界を支配しているのは「OWEL」という組織。彼らは遺物(過去の技術)を厳しく管理し、関わった者は処分対象とする徹底ぶり。戦争の爪痕を経て築かれた管理社会でありながら、末端の管理官・カニスの横暴さもあり、不穏さを強く感じさせました。
ユウグレの衝撃的な登場
出典:『永久のユウグレ』1話
前半の牧歌的な雰囲気から一転、後半は一気にバトル展開へ。
登場したユウグレは圧倒的な戦闘力を披露し、兵士たちを血しぶきとともに瞬殺、さらに巨大な兵器の腕で山ごと吹き飛ばすという破壊力を見せつけます。
特に驚いたのは、カニス管理官があっけなく蒸発してしまったこと。普通なら「次回以降のライバル」になるポジションのキャラだと思っていたのに、容赦なく退場させてしまう展開の早さ、勢いに呆気を取られました。
ユウグレとトワサ、そして「結婚」
出典:『永久のユウグレ』1話
戦闘後、ユウグレはアキラに「結婚」を申し込むシーンが描かれました。
この世界では「エルシー」という制度が一般的にも関わらず、あえて古い言葉である「結婚」を使った点。そして彼女の顔がアキラの家族で想い人であるトワサに似ていたこと。ユウグレが単なるアンドロイド以上の存在であることを強烈に示していました。
総括:牧歌から血煙へ、一気に心を掴む一話
「永久のユウグレ」第1話は、のどかな田舎の描写から、ユウグレの過激なバトルシーンまで緩急の激しい構成で、一気に視聴者を引き込んだ印象でした。
血しぶきが舞う容赦のない描写には驚かされましたが、その過剰さこそが過去の戦争とOWELの存在理由を説得力あるものにしているとも言えます。
果たしてトワサの行方は?
ユウグレの正体は?
そしてアキラがこの世界で目指すものとは?
早くも続きが気になる、強烈な回でした。
本作はプライムビデオでも視聴ができるので、ぜひチェックしてみてください!!
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