葬送のフリーレン第38話感想|静かな最終回、そして黄金郷編へ

アニメ・マンガ考察

■200年の後悔が生んだ橋

まず前半の橋のエピソード。

200年以上かけて橋を作り続けたドワーフ、ゲーエン。
彼が橋を作り続けていた理由は「後悔」です。

もしあの時、この橋があれば村は救えたかもしれない。
その「もし」に、人生のすべてを費やしてきたわけです。

かなり重い話ですが、ここで印象的なのがヒンメルの存在。

ヒンメルはゲーエンに資金を渡した上で、
「1000年もつ橋にしてほしい」と頼みます。

この一言によって、
後悔から始まった橋作りが未来に繋がる行動へと変わっていく。

そして実際に橋が完成したことで、
結果的に新しい村まで生まれているんですよね。

過去の後悔が、未来の人たちを救っている。
この構造が、本当にフリーレンらしい良い話だと感じました。

■バトルと最終回としての印象

そして後半は、一気に雰囲気が変わってバトル展開へ。

魔物との戦いは、原作と比べても迫力があり、
アニメとしての見応えはしっかりありました。

ただ正直なところ、最終回として見ると、
前回のヒンメルの自伝の話の方が、より綺麗に締められたのではないかと感じた人もいるかもしれません。

今回の第38話は締めというよりも、
「次へ繋ぐ回」という印象が強かったですね。

■デンケンと黄金郷編への伏線

そんな中で強く印象に残ったのが、ラストのデンケンのシーンです。

黄金に変えられた故郷を取り戻すために戦う。
いわゆる黄金郷編の導入が少しだけ描かれました。

これまで故郷を守る物語が積み重なってきた中で、
最も過酷な形の故郷の話になると思います。

■2期の評価と今後への期待

今期は、正直1期と比べるとスローペースで、
物足りなさを感じた人もいたと思います。

ただ、もしこの先で黄金郷編をしっかり描くのであれば、
こうした穏やかなエピソードが多い構成も、
作品全体としては意味のあるものだったのではないでしょうか。

そう考えると、この第38話の終わり方も、
決して悪くない最終回だったと感じました。


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