夏におすすめのアニメ10選
夏といえば、どこか懐かしくて切なくて、心が動く季節。
そんな夏の気分にぴったりなアニメを、実際に観て特に心に残った順に10作品セレクトしました。
ジャンルは青春・恋愛・ファンタジー・ミステリーなどさまざま。
あなたの夏をちょっと特別にしてくれる、とっておきの1本がきっと見つかるはずです。
サマーウォーズ
細田守監督が手掛けた初のオリジナル長編作品で、インターネット上の仮想世界「OZ」で起きたサイバーテロと、それに立ち向かう田舎の大家族の姿を描いた感動作です。
この映画の魅力は、家族の絆とインターネットを通じた世界とのつながりを見事に融合させている点です。ユーモラスな家族の日常や緊張感あふれるサイバーバトルが絶妙にバランスをとっています。
特に夏の雰囲気を感じる田舎の描写は、どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。人とのつながりを改めて考えさせられるこの作品を、ぜひこの夏にご覧ください。
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
「超平和バスターズ」として遊んでいた幼馴染たちの絆と、めんまの霊が引き起こす感動のドラマ。
青春の甘酸っぱさと切なさが詰まったストーリーで、登場人物たちが抱える後悔や未練、そして和解の過程がリアルに描かれています。特に、めんまがじんたんにだけ見える理由が明かされるクライマックスは涙なしでは見られません。
作品の舞台である秩父の夏らしい景色も魅力的で、この季節にぴったりの作品です。
あの夏で待ってる。
赤い髪の少女・イチカと主人公・海人が織りなすラブストーリー。美しい夏の景色と青春の葛藤が描かれています。
脚本を手掛けた黒田洋介が得意とする繊細なキャラクター描写が光り、登場人物たちの成長や恋愛模様が丁寧に描かれています。また、イチカの秘密が物語にスリルと感動を与え、視聴者を飽きさせません。
夏の淡い恋心を感じたい方にぜひおすすめの作品です。
のんのんびより
田舎の小さな学校で過ごす子供たちの日常を描いたほのぼのストーリーです。
全校生徒がわずか5人という田舎の小中併設校で、一条蛍や宮内れんげたちが繰り広げる四季折々のエピソードが魅力。この作品を観ると、田舎ののどかな空気や自然の美しさが伝わってきます。
特に夏の回は、虫取りや川遊びなど、田舎の夏の楽しさが詰まっています。都会の喧騒を忘れてほっこりしたいときにぴったりの作品です。
時をかける少女
筒井康隆の同名小説を原作にしつつも、約20年後の世界を舞台にした完全新作ストーリー。
原作の主人公であった芳山和子の姪である紺野真琴が主人公として登場。タイムリープをテーマに、「今を大切にする」ことの重要性を描いた青春ストーリーです。真琴が時間を戻すことで失敗を繰り返しながらも、やがて”今”のかけがえなさに気づいていく過程は、多くの共感を呼びます。
爽やかな夏の風景と感動的なラストが心に残る作品で、観終わった後には自分の時間の使い方について考えさせられるでしょう。
だがしかし
田舎の駄菓子屋を舞台にしたコメディ作品。
駄菓子マニアの社長令嬢・枝垂ほたると主人公・ココノツが繰り広げる日常は、駄菓子に対する情熱がユニークで笑いを誘います。また、懐かしい駄菓子文化や田舎の風景が心を和ませてくれます。
軽い気持ちで楽しめるので、忙しい夏の合間にもぴったりの作品です。
ぐらんぶる
海が近くにある大学を舞台にした爆笑コメディ。
主人公の伊織と個性的な仲間たちが繰り広げる酒やダイビング、恋愛模様が描かれています。特に笑いを誘うシーンが多く、ストレス発散にも最適な作品です。
夏らしい海やスキューバダイビングの描写も魅力の一つ。視聴後は夏をもっと楽しみたくなること間違いなし!
蛍火の杜へ
2011年公開のアニメ映画で、緑川ゆき氏の漫画を原作にしています。
監督は『夏目友人帳』『デュラララ!!』の大森貴弘氏が務め、約44分の短編ながら深い感動を与える恋愛ファンタジーです。
物語は、毎年夏に祖父の家を訪れる少女・竹川蛍が、妖怪が棲むと言われる「山神の森」で青年・ギンと出会うところから始まります。
ギンは「人間に触れられると消えてしまう」という呪いを抱え、触れ合えない二人の切ない関係が美しい自然描写とともに描かれます。
セリフは控えめで、静かな森の音やピアノ曲が感情を繊細に表現。
成長していく蛍と変わらぬ姿のギンという対比が儚さを際立たせ、最後の触れ合いのシーンは涙を誘います。
夏の夜にぴったりの幻想的な作品で、「別れ」と「出会い」の普遍的なメッセージが心に残る名作です。
凪のあすから
かつて人間は皆、海に住んでいたという伝説を持つ世界。
しかし、陸に憧れた人々は海を離れ、海神様が授けた特別な羽衣を脱ぎ捨てて陸で暮らすようになりました。
海で暮らす者と陸で暮らす者、それぞれ異なる生活環境と価値観を持ちながらも、わずかな交流を続けてきました。
物語は、海底の海村に住む先島光、向井戸まなか、比良平ちさき、伊佐木要と、陸の町に住む木原紡という中学二年生の少年少女たちが出会い、心を揺れ動かす青春ファンタジー。
海と陸、異なる世界で育った彼らの繊細な感情と成長が、美しい映像とともに描かれます。
夏の海の静けさや切なさを感じたい方におすすめの一作です。
ひぐらしのなく頃に
昭和58年、のどかな山村・雛見沢村に都会から転校生・前原圭一が引っ越してくるところから物語は始まります。
村で毎年6月に行われる「綿流し」祭りには、「毎年必ず1人が死に、1人が消える」という恐ろしい伝説があり、「オヤシロの祟り」として語り継がれていました。
圭一はその噂の真相を探ろうと仲間たちに聞きますが、皆口を閉ざし、やがて疑心暗鬼に陥っていきます。
昭和58年の綿流しの日、5年目の犠牲者が出たことで、村の秘密や祟りの謎が徐々に明らかになっていく、ミステリーとホラーが織り成す名作です。
夏の虫の鳴き声が不気味な緊張感を増幅させる、夏の夜に観たい作品の代表格です。
まとめ
夏はアニメをじっくり楽しむ絶好の季節です。今回ご紹介した10作品は、いずれも夏にピッタリの名作ばかり。気になる作品があれば、ぜひこの夏の視聴リストに加えてみてください!
視聴後の感想もぜひ教えていただけると嬉しいです。
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